儲かったら、可処分所得

可処分所得とは>
 給料の額面・手取りとの違いと、生活費に回せるお金を増やしたいときのポイント2つ

可処分所得という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。可処分所得は給料の中から生活費に回せるお金のことで、年収の約8~7割程度といわれています。つまり、約2~3割は毎月の給料から差し引かれているものがあるということです。何が差し引かれているのかを給与明細で確認してみましょう。そうすれば、可処分所得を増やしたいときに、何に注意をしたらいいのかがわかりやすくなります。今回は、給料と可処分所得の違いや、生活費に回すお金を増やしたいときに注意したい税金や社会保険料といった可処分所得についてお伝えします。
「給料が上がったはずなのに収支が変わらない」「給与明細の大まかな見方が知りたい」という場合などにお役立てください。

可処分所得と給料の額面・手取りとの違いを知っていますか、曖昧な方も多いのではないでしょうか
難しそうな言葉を理解しようとするときには、比較的身近な言葉に置き換えてみることで理解が早まる場合が多いです。

可処分所得は手取りのこと
可処分所得とは、一言でいうならば給料の手取りです。毎月受け取る給料の総額は俗に額面と呼ばれ、そこから税金や社会保険料などが差し引かれた金額が手取りです。家賃や食費などの生活費に回せるお金のことです。

・給料の額面-税金-社会保険料=手取り=可処分所得

●給料から月々差し引かれる税金と社会保険料
毎月給料から差し引かれる税金と社会保険料について、何にどれだけお金を支払っているか把握していますか、この記事をきっかけに一歩理解を深めてみましょう。給料から差し引かれる税金と社会保険料は、次のとおりです。

・税金:所得税、住民税
社会保険料:健康保険、厚生年金、雇用保険介護保険など

なお、住民税の支払い方法は会社によって異なります。会社が給与天引き対応をしていれば、毎月の給与明細に「住民税」の項目があります。天引き対応をしていない場合は、お住まいの自治体から納付書が送付され、コンビニやクレジットカードなどで支払います。